胃癌について
胃癌はどうしてできますか?
幼少時にピロリ菌が感染し、数十年にわたり胃粘膜の炎症を起こし、慢性胃炎が発症さらに、その一部に環境因子(塩分の摂り過ぎ)や宿主側の遺伝子要因などが加わり、ついに胃癌を発症させると考えています。
胃癌にならないようにする方法はありますか?
早期のピロリ菌除菌
30代までに除菌を行うとほぼ100%予防可能
男性 | 40代→93% |
50代→76% | |
60代→50% | |
70代以上→45% | |
女性 | 40代→98% |
50代→92% | |
60代→84% | |
70代以上→73% |
50歳までにピロリ菌判定をし、除菌すれば、ほぼ可能
「食べもの」による予防
- 食べ物から科料のビタミンと繊維質のものを多くとる
- 塩辛いものは少なめに、あまり熱いものは冷ましてから
- こげた部分は避ける
- カビの生えたものに注意
実際に胃癌になったらどんな治療がありますか
早期癌
粘膜内もしくは粘膜下層に一部入った癌でも、リンパ節転移が少ないと思われる例では内視鏡で切除可能です。
- EMR (内視鏡的粘膜切除術)
- ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
進行癌
開腹手術の適用となります。また、他の臓器に転移している例では、抗癌剤投与が通常の治療となっています。