胃がんリスク検診(ABC検診)とは
胃がんの多くは胃粘膜にピロリ菌感染が起き、数十年の時を経て、慢性胃炎が発生、進展し、そこから胃がんが発生するという過程を経ます。
胃がんリスク検診(ABC検診)では、現在、どの程度胃がんが発生し易いかを診断することが可能です。血液検査のみで行えることが、最大のメリットです。
血液検査で判定
- ヘリコバクター・ピロリ菌抗体検査…ピロリ菌に感染しているか否かどうか
- ペプシノゲン検査…慢性胃炎があるかどうか
ヘリコバクター・ピロリ菌抗体検査 | |||
(-) | (+) | ||
ペプシノゲン検査 | (-) | A群 | B群 |
(+) | D群 | C群 |
A群 | B群 | C群 | D群 | |
年間胃がん発生頻度 | 非常に低い | 0.1~0.2% | 0.2~1.25% | 1.25%~ |
ピロリ菌除菌 | 不要 | 要 | 要 | 不要 |
尚、ピロリ菌除菌成功後も定期的な内視鏡検査が必要です。